平成24年9月から昨年6月末までの10カ月間、日高高校に留学していたドイツ人シャロッテ・ハマハさん(18)が約10カ月ぶりに両親とともに来日。20日からホームステイしていた御坊市御坊の野村俊樹さん(57)恭子さん(58)夫妻宅を訪れている。
 シャロッテさんはアニメをきっかけに日本に興味を持ち留学。日高高校ではほかの生徒たちとともに文化祭や修学旅行を体験したほか、バレーボール部に入り練習に汗を流した。帰国の際に「また会いにくるから」と約束し、今回の来日となった。
 12日に来日し、東京などを観光し20日に野村さん宅を訪問。野村さん夫妻に「ただいま。帰ってきたよ」と元気な姿を見せ、父のクラウス・ハマハさん(52)、母のイロナハ・ハマハさん(55)を紹介した。日本での留学を終えドイツの学校に戻ってからについては「友達にたくさん日本の話をしたり、写真を見せました。神社を撮影した写真などに興味を持ったようで、みんな『日本に行きたい』と言っています」と笑顔。22日には日高高校を訪れる予定で、「日本に来たばかりの時はわからないことばかりでしたが、みんなが優しく教えてくれた。もう一度ありがとうを言いたいです」と話す。ドイツに帰ってからのシャロッテさんについて両親は「自分のことはなんでも自分でできるようになり、前よりしっかり者になったようです」と話していた。
 野村恭子さんは「娘が帰ってきた気分でとてもうれしいです。両親ともゆっくりしていってほしい」、バレーボール部の龍神秀夫コーチ(55)は「約1年ぶりで元気な顔を見られてよかったです」と笑顔で話し、22日にはバレーボール部でパーティーを予定している。
 御坊には23日まで滞在。24日からは大阪などを観光し、27日に帰国する。