みなべ町の旧高城中学校と旧清川中学校が統合して誕生した新生高城中学校(上村浩平校長)の開校式が、6日に同校で行われた。2・3年生48人(高城地域28人、清川地域20人)のほか教育関係者ら約100人が出席。式では小谷芳正町長が「高城中学校はきょうから新たな歴史を刻み始める。両校の歴史と伝統を継承しながら学力やスポーツを向上させていくことを願う」とあいさつした。新しい校歌も披露され、皆で声を合わせてうたった。
 小谷町長はあいさつで「きれいなふるさとのたたずまいが広がるこの素晴らしい学舎は、生徒たちにとって絶好の教育環境。新しくできた多くの友達と力を合わせて、新生高城中学校を築いてほしい」と述べた。小谷眞千子教育委員長も旧校より増えたクラブ活動を紹介しながらあいさつした。坂本登県議、田中昭彦町議会議長、保護者代表の米澤強さんが祝辞し、新しい学校に期待を込めた。続いて全校生徒で新しい校歌を斉唱。作詞した玉井和子さん、作曲の千原英喜さんにそれぞれ感謝状を贈った。生徒代表の稲田あかりさん(新3年)は「統合して新しい友達ができる。クラブ活動の数も増えて充実する」、上村校長も「生徒の意欲というエネルギーを集めて新しい学校づくりを進めていきたい」とそれぞれ述べた。クラブ活動は野球、バレーボール、男女軟式テニス、卓球の4クラブ。旧高城には卓球、旧清川にはバレーがなく、いずれも1クラブ増えて活動が充実する。8日には入学式が行われ、18人が入学する。