日高サッカー協会(出口康男会長)主催、本紙協賛の第18回日高新報杯少年サッカー大会が1、2の2日間、御坊総合運動公園多目的グラウンドで開催され、Aクラス(U―12)、Bクラス(U―11)ともに日高ブロックの12チームずつが激突。小雨もなんの、熱い戦いを繰り広げ、Aはサザンクロスが2年ぶり5度目の栄冠を手にし、塩屋が準優勝だった。Bは由良が制し、アルテリーヴォ湯浅がこれに続いた。
 両クラスとも初日に予選リーグ、2日目に決勝トーナメントを行った。
 Aクラスは準決勝でサザンクロスが由良を2―1、塩屋はレグラス有田を0―0からPK(3―2)で下し、決勝へ進んだ。優勝をかけた一戦は前半早々、サザンクロスの前田弥がミドルシュートをたたきこんで先制。9分には松崎が中央から2点目を奪い優位に進めると、後半10分にも高田がドリブル突破からゴールを決めて勝負あり。3―0でチャンピオンに輝いた。サザンクロスは前身の印南少年を含めると9度目の優勝。上山勝士監督は「ボールをしっかり動かしてサザンクロスらしいサッカーができた。みんな自分たちの力を出し切ってくれた。中学校へのいいステップになりました」と喜びのコメント。塩屋も再三ゴールを脅かすなど点差を感じさせない手に汗握る戦いを演じたが、一歩届かなかった。野村英雄監督は「6年生最後の大会で選手一人一人のモチベーションが高く、楽しい試合を見せてもらい、いい思い出になりました」と笑顔で話していた。3位は、レグラス有田が由良を下して入賞した。
 Bクラスは準決勝で由良がエストラッサ湯川を6―2、湯浅が藤並を3―0で下して決勝で激突。決勝にふさわしい一進一退の攻防は、前半8分に由良が中央から先制ゴール。その後も互いに攻め合ったが、結局これが決勝点となり、1―0で粘る湯浅を振り切った。神田歳治監督は「日頃やってきた練習の成果を出せた。優勝が次につながる自信になったと思うので、これからもっと練習を重ねたい」と新チームでの勝利に手応えを感じていた。エストラッサ湯川が3位だった。優勝、準優勝メンバーは次の皆さん。
 【Aクラス】サザンクロス=上山勝士(監督)、児玉吏駆、宮本逸生、高田颯汰、前田弥久斗、松崎綾景、前田大翔、古川健人、玉置健人、芝峰悠真、中家正翔、木下健佑、北村優弥、芝智哉、上山光祐、佐伯幸史朗、伊藤柊也、東紋秀 塩屋=野村英雄(監督)、秋山拓、福原安里那、田村尚也、坊一真、堀田虎那、岩城温貴、若林航介、花光帆乃華、岩城愛士、若林隼斗、北岡壱星、竹中涼太、伊藤怜央、栗原蒼太、藤原歩土【Bクラス】由良=神田歳治(監督)、越智絢也、大井颯亜、片岡拓己、伊藤さやか、木村太紀、高台大志、向井啓吾、洲﨑一誠、伊藤陽翔、川口大翔、大尻篤史、松本隆義、大尻貴史、山野夏帆、羽山北斗 アルテリーヴォ湯浅=松下正之(監督)、小松良佑、西原葵、松岡将輝、竹中陸、白水裕也、岩本七海、大和杉翔、中井渉太、松井歩夢、東野央佳、太田悠斗、栩野皓成、上野山昂憲、御堂郁斗、金丸達哉