U―13サッカーのナショナルトレセン関西代表24人に、御坊キックマンの佐藤瑠威選手(御坊小5年)が選出され、23日に大阪堺市のJ―GREEN堺で開くトレセン中日本選考会に参加する。小学6年生以下が対象で、佐藤選手は5年生で唯一のメンバー入り。スピードのあるドリブルなどたぐいまれな速さと技術が高い評価を受けており、「中日本代表を目指したい」と張り切っている。
 佐藤選手は昨年夏、5年生ながら飛び級でU―12(6年生以下)のナショナルトレセン関西に参加。実力が認められ、12月に行われた同トレセン中日本1次選考会に参加していた。1次選考には関西のトップ選手64人が参加。トレーニングや試合形式で一人一人の動きがチェックされ、24人に絞った。23日は2次で、中日本(中部や関西地方)トレセンに参加する関西代表選手をさらに10人程度に選考することになる。県内から選ばれているのは佐藤選手を含めて3人(うちキーパー1人)だけ。
 御坊キックマンではMFやFWで攻守の要。ボールコントロール、ドリブル、スピードとどれをとってもずば抜けており、1次選考ではFWとしてゴールを量産した。関西トップ選手の中でも注目選手の一人で、「ボールを持っていないときの動き方やボールのもらい方などすごく勉強になりました」と大きかった収穫を話し、2次選考では「ボールを取られない体の使い方を学んできたい。誰にも負けない気持ちで、中日本に行けるように頑張りたい」とこぶしを握っている。御坊キックマンの梅本昌照監督は「関西は全国の中でもレベルが高く、いい選手ばかりの選考会になると思うが、自分が一番という強い気持ちで頑張ってきてほしい」とエールを送っている。