日高川町道成寺で3月30日に、春公演「桜・舞・道成寺」が催される。ことしは、沖縄県の「正風会」が出演し、伝統組踊「執心鐘入(抜粋)」を演じる。
 沖縄伝統組踊は、せりふ、歌、踊りを組み合わせた沖縄の古典楽劇。昭和47年に国の重要無形文化財に指定された。正風会が道成寺で演じるのは、平成17年の秘仏御開帳イベント以来9年ぶり。「執心鐘入(抜粋)」は、18世紀初頭に首里王府の踊奉行であった玉城朝薫が安珍清姫伝説を基に創作した舞踊で、首里王府へ奉公に行く途中の若者・中城若松と宿の女の物語。そのほか桜満開、春らんまんの道成寺で琉球舞踊6曲を披露する。
 「桜・舞・道成寺」では、日高高校箏曲部による演奏、道成寺日本舞踊教室の発表会、天音太鼓、琵琶、フルートなど一般演者の舞台も催される。当日は午後1時開演。入場料は500円で、チケット販売は3月から。詳しい問い合わせは日高川町役場企画政策課内おいでよ日高実行委員会事務局℡0738-22-2041。