南部ライオンズクラブ(生田信行会長)会員で構成する「阪神タイガース応援部会」のメンバー9人は、沖縄宜野座村でキャンプを行っている阪神タイガース球団を訪問し、梅干し約8㌔を差し入れした。「梅干しパワーで、ことしはぜひ優勝をお願いします」と激励し、受け取った球団職員は「紀州の梅干しは疲れがとれる。選手も大好きです」と喜んでいた。
 南部高校出身で元阪神タイガースのエース、上田二朗さん(現野球解説者)を通じて申し入れた。昨年に続いて2回目の取り組み。疲労回復効果のある梅干しを食べて練習の疲れを癒やしてもらうことと、地域産業の梅をPRすることが目的。
 届けた梅干しは、「紀州みなべ梅干協同組合」と「紀州みなべ梅干生産者協議会」でつくったPR用の梅干しパック900個。選手たちが練習しているグラウンドを訪れ、ネット裏の球団事務所で贈呈。生田会長が「梅干しパワーで元気になって頑張ってもらいたい」と球団本部職員の高木昇さんに手渡した。高木さんは「昨年に続いての差し入れ、大変ありがたい。紀州の梅干しは疲労回復効果もあるし、とてもおいしい」と受け取り、投手の岩田稔選手も「みんな喜ぶと思います。ありがとうございます」と感謝していた。
 これまでにもスポーツ選手が梅干しを食べてから好成績を残している実績があり、昨年はみなべ町が提供した梅干しを食べた日本体育大学が正月の箱根駅伝で優勝。サッカーのイタリアセリエAで活躍している長友佑都選手も、自身のブログでみなべの梅干しを食べていることを紹介した。