13、14日の大雪による県内の農業施設・農作物被害は、18日時点の県農林水産総務課などのまとめで1億1201万1000円となった。
 市町村別に施設被害が最も大きいのは御坊市で、スターチスやカスミソウ、ウスイエンドウなどのビニールハウス38棟が全壊、被害額は3500万円。次いで紀の川市のイチゴ、花壇苗、イチジクなどのビニールハウス29棟が全半壊等(2530万円)、橋本市のブドウや野菜のビニールハウス11棟全壊(1050万円)と続き、日高地方はほかに日高町でキュウリのビニールハウス全壊1棟(132万円)、日高川町でウスイエンドウなどのビニールハウス7棟全壊(540万円)、印南町でスターチスなどのビニールハウス14棟全半壊(916万4000円)、みなべ町で梅干しのビニールハウス2棟全壊(180万円)――となっている。
 農作物は紀の川、橋本、かつらぎ、御坊、日高川、印南の6市町で被害が出ており、御坊市はスターチス20万本、ウスイエンドウ1.9㌧、カスミソウ3万本など、日高川町はウスイエンドウ2㌧など、印南町はスターチス27万6000本などとなっている。
 農業関係被害調査は継続中で、今後さらに被害棟数、面積、金額等が増えるとみられている。