みなべ町埴田、鹿島神社は3日に境内で節分祭「火焚大祈祷祭(ひたきだいきとうさい)」を行い、「家内安全」「受験合格」などと願い事を書いた神木を燃やして一年の無事を祈願した。
毎年、節分の日に行われている伝統行事。午後6時から本殿で神事が行われたあと、大勢の参拝客らが見守る中、境内に積み上げられた木に火をつけていった。田辺市江川の「江川龍王講」から7人の山伏が訪れ、ほら貝を吹きながら祈祷。神木は氏子らを中心に約4500枚が寄せられ、書かれている願い事を総代28人が1枚ずつ読み上げながら、火の中に放り投げて燃やした。最後は豆まきが行われ、厄よけや無病息災などを祈願した。