先月25日に開園したみなべ町晩稲の南部梅林に続き、岩代大梅林も1日、今シーズンのオープンを迎えた。「日本一の大パノラマ」のキャッチフレーズで、高台から見下ろす広々と咲き誇る梅林は絶景。期間中の土日祝日は歌や踊りの舞台発表、ゲームなど多彩なイベントが展開される。見ごろは今月中旬の見込み。
 岩代大梅林は20年ほど前に地元の青年らが梅のPRや地域振興を目的に開設した。広さは約30㌶。満開時期には約2万本の梅が咲き誇り、一面が白いじゅうたんを敷いたような眺め。現在はまだほとんどつぼみだが、最近暖かい日が続いた影響で大きく膨らみ、木によってはほころび始めている。今後の天候しだいでは一気に本格的な開花を迎えそう。観梅協会(泰地雅夫会長)によると、「気温などにも左右されるが、今月中旬ごろには満開を迎えそうです」と話している。
 入園料は現在無料だが、2分咲き程度になった頃から徴収する方針。期間中は梅林内でうどんなどの軽食や土産品などが販売。イベントでは、夜にライトアップした梅の花を楽しめる夜梅祭(8・15・22日)が開催されるほか、初めての企画として輪投げやダーツなどのゲームが楽しめる「縁日」(11・16日、3月1日)も催される。観梅協会は「昨年の来園者数は8800人だったが、ことしの目標は1万人」と話している。このほか主なイベント内容は次の通り。
 2日=梅林節分▽8日=獅子舞、よさこい鳴子踊り(ひかり保)▽9日=和太鼓体験、梅の種飛ばし大会▽11日=藪下将人ライブ▽15日=コスプレDAY、獅子舞、大正琴・銭太鼓▽16日=日高ゆるきゃら大集合、吉本芸人「わんだーらんど」お笑いライブ▽22日=岩代大梅林音楽祭(炭琴、南部中吹奏楽部、ジュニアバンド、獅子舞)▽23日=よさこい梅まつり▽3月1日=プララとサイコロゲーム▽2日=獅子舞、もち投げ