御坊市の藤田小学校(向井忠晴校長)の5年生37人は21日、同校で市の「認知症サポート講座」を受講=写真=した。
 同校では道徳性を高める取り組みとして「相手の立場に立って 思いやり」をテーマに授業しており、その一環で実施。講師は老人福祉施設あがら花まる(御坊市藤田町藤井)の職員ら。「認知症は脳の細胞が壊れたり、働きが悪くなったりするために起こる脳の病気で、物忘れがひどくなったり、できていたことができなくなります」と説明。接し方について「認知症の方の立場に立ってその人の気持ちを考え、そっとお手伝いしましょう」と話した。
 このあとよみきかせオヤジの会のメンバーによる認知症についての紙芝居があり、最後に紙芝居についてグループになって意見を交換した。市の地域包括支援センターや在宅介護支援センターの職員もアドバイザーとして参加した。