南部川漁業協同組合(井口富雄組合長)は24日、同河川にモクズガニの稚ガニ約1万匹を放流した。
 日高川漁協で飼育された稚ガニで、大きさは5㍉程度。河川の8カ所に放ち、東本庄地内の辺川バス停前にも放流。組合員4人が訪れ、発砲スチロールに入れられた稚ガニを川の水で洗い流すようにして放流した。3、4年で甲羅の大きさが5㌢程度に成長するという。
 井口組合長は「放流でカニの資源の保護に努めたい」と話していた。モクズガニの漁期は9月1日から12月末までとなっている。