日刊スポーツ杯第20回関西小学生サッカー日高ブロック予選は19日、全日程が終了し、美浜JFCが優勝。2月8・9日に紀三井寺競技場で開く県大会出場切符を獲得した。6年生が抜けて新チーム初の公式戦で、美浜は予選、決勝リーグ合わせて5試合で無失点の堅守に加え、21得点の決定力も光り他を寄せ付けなかった。「県大会ベスト4入りして関西出場を目指したい」と張り切っている。
 日高、有田地方の12チームが参加し、13日に開幕。18、19の3日間に渡り、4チームずつ3ブロックに分かれて予選リーグを行い、各1位の3チームが決勝リーグを行った。
 最終日は御坊総合運動公園多目的グラウンドで決勝リーグ3試合が行われ、美浜、御坊キックマン、アルテリーヴォ湯浅の3チームが激突。第1試合は美浜がMF出口選手のハットトリックの活躍などで御坊を6―0、第2試合は湯浅が御坊を退け、この時点で2チームが県大会出場権を獲得した。事実上の決勝戦となった最終戦は、美浜が優位に進めると前半終了間際、MF小澤選手がドリブル突破で抜け出してシュートをたたき込み、先制ゴールを決めた。後半もボール支配率で上回った美浜が粘る湯浅を振り切り、1―0で栄冠を手にした。
 山下明美監督は「無失点に抑えることが出来て流れをつかめた。みんなが一丸となった勝利」と選手をたたえ「さらにレベルの高いステージでいろんなことを勉強したいので、県大会で4強入りして関西大会出場権を取りたい」と力を込めていた。美浜のメンバーは次の皆さん。
 山下明美(監督)、土屋実、春木泰延、北村泰之、田口誠(以上コーチ)、竹谷颯起、中田智加良、森圭佑、塩﨑俊希、小川零生、滝口蒼空、松本知集、小澤卓也、岡直哉、出口青空、大橋信功、浜西沙弥、畑間一輝、高垣壮汰、中瀬勇飛、中村悠星