年の瀬が迫った27日、日高地方の官公庁でも仕事納め式が行われ、各首長らがねぎらいの言葉とともに、来年に期待を込めた。ことし5月に就任した日高川町の市木久雄町長は、7カ月間のかじ取りを振り返りながら、「町政の発展と町民の暮らしを守るために、1人1人が持てる力を発揮して頑張っていただいた」と職員に感謝。来年は「町行政の重点施策に鋭意取り組んでいく。一層のご協力とご尽力をお願いしたい」と力を込めた。
 市木町長は美山支所、中津支所に続き、本庁では職員約80人を前に訓示した。まず初めに職員の1年間の苦労をねぎらい感謝。続いて「町長に就任して早いもので半年あまり。町民の皆さまと約束した事業を中心に町行政を進めてきた」とこれまでを振り返った。来年に向けて「農林業や商工業を中心とした産業の振興、道路網の整備や防災・減災対策、さらには若者定住施策と高齢者をはじめとする福祉対策、教育、文化活動の推進などを町行政の重点施策と位置づけ、鋭意取り組んでいきたい」と公約の実現と町政の発展へ意欲を見せ、職員には「なお一層のご協力とご尽力をお願いしたい。年末年始はご家族そろって輝かしい新春を迎えていただき、心新たに仕事に励んでほしい」と呼びかけた。最後は湯川宗一教育長の一本締めで締めくくった。