第40回県冬季ミニバスケットボール大会(県バスケットボール協会、県ミニバスケットボール連盟主催)は21日から23日までの3日間、和歌山ビッグホエールなどで開かれ、女子の部で御坊が準優勝。全国大会(3月28日~30日、東京)出場を決めた。決勝で八幡台(和歌山市)に1点差で敗れたものの、KIBI(有田川町)をはじめとする強豪を次々と破った実力とチーム一丸となった戦いぶりが評価され、県代表として全国へのたった1枚の切符をつかんだ。
 1年間でわずか1回きりの全国大会ほか、近畿大会(3チーム出場)への重要参考資料(女子優勝の八幡台は選手構成が4校以内という全国出場への大会規定を満たしていない)となる大会。男子19チーム、女子17チームがトーナメントで熱戦を展開した。第4シードの御坊女子は、初戦となった2回戦でセインツ(上富田町)を50―22で下すと、準々決勝は強豪の高松(和歌山市)を44―36で退け、準決勝で夏季大会の覇者で優勝候補筆頭のKIBIと激突。大接戦となったが、速攻とロングシュートなどで得点を重ね、粘り強いディフェンスを見せるなどチーム一丸となった戦いぶりで30―27で撃破。八幡台との決勝は24―25で惜敗したが、総合的な評価から見事全国出場切符を獲得した。
 狩谷勝監督は「本当に子どもたちがよく頑張ってくれました」とたたえ、初めての全国大会へ「背が高くないのでスピードとロングシュートを生かしたプレーをしてほしい。県勢は数年未勝利が続いているので、まず1勝を目指したい」と話している。ほかの日高勢の結果と御坊女子のメンバーは次の皆さん。
 【結果】男子▽1回戦=御坊50―34橋本▽2回戦=KIBI55―21御坊、日高44―23八台▽準々決勝=SHIKAKITA28―24日高◇女子▽2回戦=名草45―26日高
 【メンバー】御坊女子=狩谷勝(監督)、太田仁美(コーチ)、近田優菜、古田佳奈瑠、大串真代、谷村優花、中村真彩、柳瀬菜月、太田菜々美、藪安里、竹本あゆな、小川奈巳、源地菜月、小川綾香、井戸佳月、福井琴音