仁坂伸吉知事は29日にみなべ町の保健福祉センター(ふれ愛センター)で開かれた行政報告会で、平成23年9月の台風12号で被害を受けた清川地内の崩土の災害復旧工事と現道の改良について「順調に進めば28年度に完成する」と、来場した住民約180人に説明した。現在はトンネルを掘削して別のルートに本線を設置中。災害復旧と現道の改良を合わせて取り組んでいる。
 平成23年の台風では清川地区の法手見トンネル付近で土砂崩れが発生し、町を縦断する国道424号線が崩壊した。
 災害復旧工事を行っている県の計画では法手見トンネル北側に新しい別ルートを設置し、トンネル2基と橋梁1基で新道のバイパスを設ける。併せて、幅員が狭くカーブが多い清川球場までの現道の改良にも着手。1車線から2車線に拡幅する。法手見トンネルから清川球場付近までの区間で、災害復旧と現道改良を合わせて約2㌔となる。現在掘削中のトンネル(482㍍)は来年2月に貫通する見込み。地元の中本誠区長(53)は「仮設道では大型車が通りづらい。現道の改良についても、海岸部の南部地区から隣の高城地区までは広い道になっているが、清川地内では狭く乗用車同士の対向が困難な箇所もある。改良は長年の念願。一日も早い完成を望んでいる」と話していた。
 報告会ではこのほか、県が取り組んでいる近い将来に発生が予想される南海トラフの巨大地震の避難対策など県政の重点事項について説明した。