12月14日に和歌山市の県立体育館で開かれる県内中学2年生以下の各地域対抗女子バレーボール大会「第8回県ブロック選抜優秀選手強化練習会」へ出場する日高地方選抜のメンバー12人が決まり、27日夜、名田中学校で結成式が行われた。日高地方選抜は過去に2度の優勝経験があり、昨年も準優勝を果たしている強豪。本年度のスタッフとメンバーたちは「優勝を目指したい」と力強く話しており、3年ぶりV奪還を目標に本番へ臨む。
 日高地方選抜は、越本明伸部長(南部中)、若野覚洋監督(名田中)、東孝俊コーチ(中津中)、芝光世マネジャー(稲原中)、大西春輝トレーナー(丹生中)の5人がスタッフ。メンバーは、山本華(大成中)、野田七海(松洋中)、吉本みなみ(同)、辻静茄(南部中)、猪野碧里(同)、塩路睦実(稲原中)、杉本彩菜(同)、大江遥己(中津中)、楠山綾乃(日高中)、中麻衣子(丹生中)、井田歩佳(同)、山﨑結子(名田中)の各選手。今月24日に名田中学校体育館で選考会があり、25人の中から選ばれた。全員が2年生で初のメンバー入り。ポジション別にはアタッカー9人、セッター2人、リベロ1人。アタッカーの平均身長は159・7㌢。
 結成式ではスタッフ、選手紹介などがあり、選手たちは「みんなと協力して強いチームを作りたい」などと抱負も発表した。主将には吉本選手が決まった。
 チームは30日から本格的に合同練習をスタートさせ、大会までに他の地方選抜と練習試合を行ったりして連係プレーに磨きをかける。初采配となる若野監督は「飛び抜けて高い選手がおらず、つないでつないで得点を重ねていく、そんな強い気持ちのチームになると思う」と期待を示し、「練習時間が少ないので、どれだけ連係を高められるかが鍵になるが、優勝を目指して頑張りたい」と抱負。吉本主将は「目標は優勝です。みんなで元気よく、しっかりとプレーしていきたい」と闘志を燃やしている。
 大会は県バレーボール協会が中学生バレーボールの普及、将来有望な選手の発掘、育成などを目的に開催。平成26年度のJOCカップ県選抜選手の選考会も兼ねる。日高地方選抜は第1回と第5回大会で優勝している。