来年4月の合併を目指すグリーン日高、紀州中央、みなべいなみの日高地区3JAの予備契約調印式が24日、みなべいなみ本所で行われ、日高地方各首長立ち会いの下、3組合長がサインし、がっちり握手した。今後、3JAとも12月14日に合併総会を開き、組合員の承認が得られれば正式に合併調印となる。合併推進委員会の久保秀夫委員長(みなべいなみ)は「より質の高い事業やサービスを実現できる」と期待を込めた。
調印式には3JAの幹部や理事らのほか、立会人として3JA管内となる日高地方と田辺市(龍神村)の首長が出席。久保委員長はあいさつで「日高地方は県内を代表する農業地域。3つのJAが一つになることで、組合員の営農や生活を支えるより質の高い事業を実現できる。地域経済を活性化するけん引役となっていきたい」と合併の意義やメリットを強調した。紀州中央の芝光洋組合長が平成18年に合併研究委員会を発足させて会議を重ねてきた経過を報告したあと、事務局から予備契約書の全文が約20分かけて朗読された。3組合長と各首長が順番に予備契約書にサインしたあと、久保組合長、芝組合長、鈴木恒雄組合長(グリーン日高)の3人ががっちり握手し、大きな拍手に包まれた。
来賓の柏木征夫御坊市長は「今後も地域農業の振興に尽力を」、日高振興局の岡本敏秀局長も「県をリードするJAになって」などと激励した。万歳三唱で予備契約を全員で祝い、最後に鈴木組合長が「日高地域に一層貢献していけるJAを目指し、農業をより発展させる力を身につけていきたい」と団結を呼びかけた。
予備契約書には、公募で決まった名称「JA紀州」、本所の位置を御坊市の紀州中央本所に置くことや、各JA管内の理事・監事定数、総代の定数を550人とすることなどを明記。3JAとも同時に開く正組合員対象の合併総会で承認を得た時点で、予備契約から本契約へと変わり、来年4月の合併へ最終の調整を行っていく。
新しいJA紀州は、農産物の販売高が110億円を超えて県内トップを誇るほか、正組合員も1万1984人で1位、長期共済保有高も1位、職員数は452人で県内2位(いずれも24年度実績)など県内最大規模のJAが誕生する。

