本年度の学校保健及び学校安全表彰(文部科学大臣表彰)に、日高町荊木、古田医院前院長の古田浩太郎医師(72)が決まった。県内で2人。表彰式並びに受賞伝達式は11月7日に秋田市で開かれる第63回全国学校保健研究大会の席上で行われる。
 古田医師は、昭和55年4月から現在まで33年6カ月以上にわたり内原小、日高中の学校医を務め、児童、生徒の健康増進、安全管理に寄与してきたことが認められた。さらに医師会の事業で平成4年から同13年まで実施された児童、生徒の生活習慣病予防検診、平成17年度からスタートした学校における喫煙防止対策にも医師会指導部の一人として計画段階から携わり、事業の円滑な実施に貢献。担当学校だけでなく、日高地方の広域的な学校保健、安全活動の充実、活性化に多大な功績を残している。これまで県学校保健連合会学校保健功労者表彰、県教育委員会教育功労者表彰、近医連学校医研究協議会永年勤続学校医表彰などを受賞。
 今回の受賞に際しては「大変光栄で、ご助力をいただいた方々に心からお礼を申し上げます。ただただ日本の将来を担っていく大切な子どもたちが心身ともに健やかに育ってくれることを願っております。他の多くの学校医の先生方と思いは同じ。ただ長く務めさせていただいたことへの表彰かと思っています」と喜びを表し、今後についても「(子どもたちに)聴診器を当てていると、じっと黒いつぶらな瞳で見つめられるのがたまらなく楽しい。そんな思いを持って引き続き、務めさせていただきます。かわいい子どもたちのために皆さんも禁煙にご協力お願いします」と児童、生徒の健康増進へ尽力を誓っている。