県は、夏(7月1日~8月末)の県内主要地観光客入り込み状況をまとめた。田辺市龍神村は、前年同期に比べて10%以上の増加となった。
 龍神村の観光客数は宿泊1万5600人で前年同期比1900人増、日帰りは7万5000人で7400人増。全体では9300人(11・4%)増の9万600人で、東日本大震災や紀伊半島水害前の平成22年とほぼ同じ水準に戻った。ことしは天候に恵まれ、ツーリング客が増加したのが要因とみている。
 県内全体では宿泊89万2700人で前年同期から6・5%増加し、日帰りは233万7700人で1・4%減少。総数323万400人で0・6%増加となった。県は「観光振興アクションプログラムの事業展開やPRの成果で全体的に増加した」と話している。