JR西日本が県と連携して取り組んでいる社員の「おもてなし力UP」研修会が16日、JR御坊駅員を対象に行われ、日高地方で最も観光客が訪れる日高川町の道成寺で歴史等を学んだ。
 JR和歌山支社では来年、世界遺産登録10周年を契機に「和歌山デスティネーションキャンペーン」を開催することにしており、観光案内のための知識を深めようと県の協力で研修会を開いている。日高振興局管内では今回が初めてで、御坊駅員8人が日高地方の農産物や民泊などの取り組みを勉強したあと、道成寺を見学。小野俊成住職から寺の歴史やいわれ、本尊などの説明を受けたあと、安珍と清姫物語の絵解き説法を聴いた。川本保彦駅長は「知らなかったこともあって、大変勉強になりました。歴史と魅力がたくさんあって、観光客に伝えていきたい」と話していた。