日高町九絵の町づくり推進実行委員会(石家良昭委員長)主催のクエ・フェアが12日、阿尾漁港内の比井崎漁協市場で開催され、絶好の秋晴れの下、県内や京阪神方面から観光客がドッと押し寄せ、大盛況となった。
 午前11時半の開会前から大勢の人が詰めかけ、名物クエ料理の食券販売コーナーには500人を超える長蛇の列。中でもクエ鍋は大人気だった。和歌山市から親戚3人と来たという伊藤昭さん(63)はクエ鍋を試食し、「3年連続で来ました。クエは日高町の民宿でフルコースも食べたことがあるけど、脂が乗っていながらあっさりしていて、フグよりうまい」と笑顔を見せていた。会場ではピアノデュオ、QU―Eのライブなどがあり、にぎわっていた。