日高地方中学生軟式野球選抜チーム、日高オールスターズの第12期生選手選考会が14日、大成中学校グラウンドで開かれ、メンバー20人が決まった。軟式野球のレベル向上と選手、指導者同士の交流、人間育成などを目的に12回目のチーム結成。山本誠司監督(大成中)が初めて指揮をとり、来年夏に横浜スタジアムで開催される全国大会へ2年ぶり4回目の出場を目指して11月下旬から練習に打ち込んでいく。
 選考会には郡市内の各中学校野球部に所属する2年生54人が参加。選考委員はスタッフが務めた。遠投、ベースランニング、打撃、守備などの審査を経て11期生と同じく20人を選出。日高地方中体連新人大会優勝の松洋から7人がメンバー入りを果たした。
 選抜チームは平成14年秋に初結成。1年目に全国出場、2年目と10年目に全国3位と好成績をおさめた。11期生は日高地方予選を突破したが、県予選の1回戦で涙をのんだ。
 新メンバーはユニホームがそろったあと、11月15日午後7時半から日高川町農改センターで結団式を行い、それ以降は毎週日曜日を中心に合同練習や練習試合などに取り組む。最大の目標は来年8月に横浜スタジアムで開催される、「浜の甲子園」とも呼ばれる第31回全日本少年軟式野球大会への出場。目標を達成するためには日高地方、県、近畿の各予選を勝ち抜かなければならない。
 山本監督は「足の速さ、肩の強さ、守備力、攻撃力などを総合的に判断した」と新メンバーの選考理由を説明。今後のチームづくりについては「まず守備力を強化していきたい」と話し、選手たちには「これから日高地方代表として責任、自覚を持って練習、大会に臨んでいってほしい」と期待を込めた。
 スタッフは各中学校教諭ら17人がボランティアで担当する。第12期生のメンバーは次の皆さん(ポジションは選考会参加時の第1希望)。
 坂口賦(上南部)一塁手▽橋本朗哉(御坊)投手▽土井亜沙人(高城)投手▽小竹達也(松洋)一塁手▽杉元祥希(松洋)二塁手▽安達航大(松洋)三塁手▽田淵久仁彦(松洋)三塁手▽森下航大(南部)投手▽佐藤涼(名田)三塁手▽徳永大紀(湯川)遊撃手▽楠本祐也(日高)三塁手▽小川莉央(日高)二塁手▽森本敦貴(上南部)捕手▽原綜冶(中津)投手▽小山倖生(上南部)投手▽大星博暉(松洋)投手▽福井克実(松洋)外野手▽大森光洋(松洋)外野手▽木寺健介(大成)投手▽切山翔兵(稲原)外野手