仁坂吉伸知事は1日、平成26年度の新政策と予算編成の方針を発表した。
 新政策は「元気な和歌山」の実現に向け、▽安全と安心の政策▽未来への投資の政策――の2つを柱に、企業や県民1人ひとりが可能性を最大限に発揮できる社会づくりを推進。安全と安心の政策では、▽病院や宿泊施設、老人ホームなど大規模建築物の耐震診断、改修等を支援▽災害拠点病院等の自家発電装置や受水槽、ヘリポート等の整備支援▽結婚を望む人のため、出会いの機会の拡大とボランティアの世話役等を登録する制度の創設――など。未来への投資の政策では、▽デスティネーションキャンペーンなどを活用した誘客活動の展開▽国体開催情報等を発信する「きいちゃんステーション」の設置――などがある。
 予算編成は26年度の新政策を推進するとともに、24年3月に策定した新行革推進プラン(改定版)を着実に実施し、事務事業の見直し徹底、既存事業はマイナス5%のシーリングを設定。投資的経費については全体の投資が財政健全化の妨げとならないよう努める。