県ホッケー協会主催の男子第59回・女子第49回県ホッケー選手権大会が1日、紀美野町スポーツ公園で開かれ、女子の部で紀央館高校が見事2年連続5回目の優勝を飾った。学生、社会人チームの代表が県内ナンバー1をかけて激突する大会で、女子の部には2チームが参加。紀央館は社会人チームの和歌山クラブを1―1からSO(シュートアウト)戦の末に下し、県内公式戦で2年間負けなしの8連覇も達成した。
 女子の部は35分ハーフで熱戦を展開。紀央館は後半に入って1点先制を許したものの、24分に白井優のゴールで追いつき、SO戦へ持ち込んだ。
 SO戦はサッカーのPK戦に当たり、シューターとGKが相対し、8秒間の攻防でゴールを争う。両チーム5人ずつプレー。紀央館は2人目から4人目まで3人連続でゴールを決め、守っては成川が1人目と4、5人目の得点を防ぐ活躍を見せ、3―2で勝利した。
 紀央館女子の喜多英登監督は「3年生最後の大会を優勝で終われてよかった。みんなよく頑張ったと思う。社会人チーム相手に互角の戦いを見せられたのは選手たちの成長の証しです」と話し、連覇達成とともに公式戦連勝記録を継続させたメンバーをたたえた。
 男子の部は4チームがトーナメントで激突。紀央館高校OBチームの日高クラブは1回戦で和歌山大学に0―5で敗れた。紀央館女子メンバーは次の皆さん。
 畑中宏之(部長)、喜多英登(監督)、前田和紀、立花幸奈(以上コーチ)、成川眞祐、杉浦栞、杉谷伊織、堂岡莉帆菜、羽佐伊吹、山本佳奈、宮井真実、白井優佳、杉本菜摘、酒田夏未、林茉奈、畑村亜澄、龍田祥子、堀本里奈、平野茜、白井美月、木下弥玲、林茜里、玉置ひより、児玉桃香、橋本亜蘭、髙井美宇