御坊市内塩屋町森岡地区で建設が計画されている産業廃棄物処分場の対応で、市教育委員会は9月から建設予定地近くにある市立給食センター施設内での粉じん調査を行う。かねて周辺住民から、産廃施設や運搬トラックの粉じんが給食に混入するのではないかとの不安の声が出ており、建設の前、工事中、稼働後と継続してチェックしていく。
 市立給食センターは市内全小中学校の給食を提供しているが、南へ約200㍍離れた場所に大栄環境㈱=本社・大阪=が産業廃棄物処分場の建設を計画している。これに対して建設反対住民や学校保護者らは「産廃施設や一日何十台も給食センター前を走る運搬トラックの粉じんが給食に混入するのではないか」と懸念している。教委では専門業者に問い合わせて現状の施設のままで問題がないことを確認している上、法律上も調査の必要はないが、こういった不安の声に対応しようと、独自にセンター内の粉じんを調査する。6日から開会する9月議会定例会の一般会計補正予算に調査委託費161万7000円を計上しており、可決されれば9月から調査開始。毎月1回、調理室など4カ所で継続的に行っていき、産廃施設の建設前、工事中、稼働後を通して粉じんが入り込んでいないか調べる。測定機器はポータブルタイプで、委託業者が調査する。今回の予算は本年度の残り7カ月分で、来年度以降は年間270万円程度の予算が必要になる。
 さらに教委では同センターの換気フィルターを高性能品に交換することも検討中。こちらも現状のままで問題ないことを確認しているが、「安心、安全の給食提供へ万全を期したい」と話している。