先月24日から今月6日まで14日間の日程で行われた一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会選抜米国遠征で、紀州由良シニアの三橋勇太選手(15)=城東中3年、和歌山市=が大活躍。イリノイ州クリスタルレイク市で開催された、アメリカ各州代表やプエルトリコ、ブラジルなどが参加の「2013全米選手権大会」に日本代表の一員として出場し、10試合で24打数10安打2本塁打8打点と自慢の打撃を世界にアピールした。
 三橋君は174㌢・83㌔、右投げ右打ちの内野手。日本代表では4番で捕手と攻守の中心を担った。最初の交流戦でいきなり強打を披露。四球のあとの2打席目、満塁の好機に左翼越え本塁打を放ち、4打点を稼いだ。予選リーグ5試合では適時打をマークするなどし、チームの5連勝に大きく貢献。決勝リーグ3試合では3戦目に左中間へ本塁打をたたき込み、世界デビュー戦で高い対応力と外国人にも引けを取らないパワーを証明した。
 10試合では140㌔を超える速球を投げ込む投手ともぶつかり、「すごく速かったけど、タイミングが遅れないように、力負けしないように心がけました」。打率4割1分6厘の大活躍を振り返っては「バッティングが通用したので自信になりました。高校でも野球をやるので、(この経験を)プラスにしていきたい」と笑顔で話した。