第68回国民体育大会ホッケー競技少年男子・女子近畿ブロック大会(16~18日、奈良県・親里ホッケー場)に出場する県選抜チームに、紀央館高から男子2人、女子14人がメンバー入りを決めた。男子は昭和59年、女子は同56年以来の本選出場を目指す県勢。地元選手は「全力を尽くす」「まず1勝」などと闘志を燃やしている。
 県選抜は男女とも18人で構成。6月に行われた県高校総体(紀央館男子3位、女子1位)でのプレーなどを参考に選出された。国体本選は今秋、東京都日野市で開催され、近畿ブロックからは男女とも1チーム(優勝)だけが出場できる。同ブロック大会は各府県の代表がトーナメントで熱戦を展開。県選抜は初戦で男子、女子いずれも京都とぶつかる。
 紀央館から選出されたのは、男子が杉谷亮祐(3年、MF)、東克俊(同、DF)の2選手。女子は成川眞祐(3年、GK)、杉浦栞(同、DF)、杉谷伊織(同、同)、堂岡莉帆菜(2年、MF)、羽佐伊吹(3年、同)、廣原夏美(同、DF)、磯嵜茜(同、FW)、宮井真実(同、MF)、白井優佳(同、FW)、山本菜々美(同、MF)、川上莉奈(同、FW)、畑村亜澄(2年、DF)、龍田祥子(同、FW)、堀本里奈(同、同)の14選手で、杉浦、羽佐、宮井、白井、山本の5選手は2年連続のメンバー入りとなった。
 紀央館勢を代表して男子の東選手は「高校生活最後の試合。精いっぱい、勝てるように全力でプレーします」と闘志満々。県選抜女子の主将にも決まっている羽佐選手は「まず1勝。相手は強いですけど、みんなで力を合わせて頑張りたい」と燃えている。
 県選抜女子は紀央館女子の喜多英登監督がチームを率いる。喜多監督は「男女とも近畿はレベルが高く、厳しい戦いになると思うが、まず初戦突破を目標に頑張りたい」と話している。