農業高校の学生が研究成果などを発表する県学校農業クラブ連盟大会がかつらぎ町の県農業大学校で開かれ、プロジェクト発表食料・生産の部で南部高校が最優秀賞を獲得した。20・21日に奈良県橿原市で開催される近畿大会に出場する。
 大会には県内から4校が参加。プロジェクト発表と個人の意見発表が行われ、発表内容や態度などが審査された。最優秀賞に輝いた南部高校のメンバーは上野香澄さん(3年)=御坊市=、中田ほのかさん(同)=上富田町=、東成美さん(同)=みなべ町岩代=、團栗風香さん(2年)=田辺市新庄町=の4人。テーマは「地域限定『梅』スイーツ~南高発信のスイーツ目指して」で、特産の梅とトマトを材料とするジャムの開発について発表した。アンケートで梅とトマトのコラボについて調査を実施したこと、加工方法で工夫したことなどをスライドを使って説明し、審査員から高い評価を受けた。4人は「発表の内容や構成を考えるのに時間がかかり、発表の練習をする時間が少なかったが、最優秀賞を受賞できてとてもうれしい。近畿大会では上位に入れるように頑張りたい」と話している。