南部中学校の生徒3人は8日、埴田のデイサービスセンター「ゆうゆう館」を利用しているお年寄りに手づくりのゼリー30個を届けた。町社会福祉協議会のボランティア事業の一環。ゼリーの1つずつに「暑い日が続きますが、お体は大丈夫ですか」などと心温まる暑中見舞いのメッセージも添えた。生徒たちは「冷たくておいしいゼリーを食べて、この暑さを乗り切ってほしい」と気遣っていた。
 手づくりゼリーを贈ったのは稲見潮音さん(南部中3年)、森星奈さん(同)、小谷有沙さん(同)で、社協のボランティア事業に参加。暑さが厳しい夏場でも冷たくて食べやすいゼリーづくりに取り組んだ。南部公民館で調理し、モモ、パイナップル、ミカンを入れたフルーツゼリー30個を仕上げた。横10㌢、縦7㌢の用紙に「水分補給をしっかりして熱中症には気をつけて下さい」「食事のバランスに気をつけて下さい」「野菜やフルーツをしっかり食べて下さい」などとかわいいイラスト入りでメッセージを添えた。3人は「調理するのは楽しかった。私たちのつくったゼリーを食べてもらい、暑さを乗り切ってほしい」と話していた。ゼリーは冷やして、9日に町社協デイサービスセンター「ゆうゆう館」で利用者におやつとして振る舞われた。同センターでは「大変ありがたい。利用者はとても喜んでくれた」と話していた。