御坊名物花まる焼きで地域に元気を 御坊商工会議所青年部(平野未花部長)は、自分たちが考案した花まる焼きのレシピを作成して、調理方法を公開した。焼きそばや卵、ソースなどを使ったいわゆるB級グルメで、各種イベントでの販売で大人気。同部は8月7日を花まる焼きの日と位置付けており、「家庭でもぜひ楽しんでほしい」と呼びかけている。
 花まる焼きは、青年部が御坊の名産品や伝統工芸に頼らず、何もないところから自分たちで価値を作り上げ、まちおこしにつなげていこうと考案し、ことしで4年目。地元のイベントや商店街の祭りなどで販売して、徐々に名物として定着している。今回のレシピ作成は各家庭でも手軽においしく作れる花まる焼きを一層広めるのが目的。さらにメニューとして取り扱ってくれる店舗を発掘し、将来的には全国B級グルメのチャンピオンを決めるB-1グランプリへの出場も考えている。平野部長は「地域の皆さまと一緒に、おいしく楽しく、元気のでるまちおこしを進めたいと思います。今後も青年部の活動に熱いご声援を賜りますよう心からお願い申し上げます」と話している。
 レシピによると、材料(2人分)は焼きそば1玉、キャベツ細千切り一つかみ、豚肉100㌘、サラダ油適量、卵中1個、お好み焼き粉40㌘、水120㍉㍑、焼きそばソース、たこ焼きソース、けずり粉、青のり、はなかつお、マヨネーズ、サクラエビ、てんかす、コショウ。作り方は①フライパンに油をひいて、小さく刻んだ豚肉にコショウを振って軽く炒める。キャベツ、てんかす、サクラエビを入れて炒める(コショウを少々)。焼きそばも入れて炒め、最後に焼きそばソースを薄めにかけて出来上がったらボウルに入れておく②お好み焼き粉に卵、水を入れてよくかき混ぜ生地を作る。フライパンに油をひき、生地をお玉ですくい、フライパンに丸い円を描くようにのばしたあとサクラエビをふりかける。両面をこんがり焼く(2回ひっくり返す)。ボウルに入れていた焼きそばを焼けた生地の上に乗せて、真ん中のところで折り曲げて包む(半月の様に)③出来上がったところにたこ焼きソース、青のり、けずり粉、マヨネーズ、はなかつおの順に振りかけて完成――となっている。