第23回参院選通常選挙は21日投票が行われ、即日開票の結果、和歌山選挙区(改選数1)は自民党現職(公明党推薦)の世耕弘成氏(50)=新宮市新宮=が33万7477票を獲得、得票率77.3%という圧倒的な強さで4選を決めた。6年前は今回と同じ安倍政権下、自身は圧勝しながらも、自民党は年金記録問題などで惨敗を喫しただけに、今回は党の大勝と合わせて喜びもひとしお。12年ぶりの万歳、会心の笑顔で支持者の歓呼にこたえた。
 午後8時すぎ、NHKが全国で2番目に早く当選確実を打つと、和歌山市の選挙事務所は支持者の大きな拍手と歓声に包まれた。
 すぐに姿を見せた世耕氏は、支持者と握手して支援に感謝。祝勝会では、駆けつけた二階俊博党県連会長らと万歳三唱で満面の笑みを見せた。世耕氏は「党が大敗した6年前は万歳できなかったが、きょうは思う存分万歳させていただいた」と喜びを表し、「いま、報道でも自民党が過半数確実とみられており、これでようやく本格的に復活し、日本の建て直しに取り組んでいける」と決意新た。「今回の選挙を通じて、和歌山の経済をなんとかしてほしい、アベノミクスがいずれ和歌山に届くと皆さんが期待していることを痛感した。経済再生を和歌山でも実感してもらえるまで、経済に集中していくことを約束する」と力を込めた。具体的には「全国版の成長戦略をさらに地方版、市町村単位でつくることが大切。これで成長していくんだというテーマをつくり、"一村一成長戦略"で経済再生の波に乗っていけるようにしたい」とし、安心して戦略を実行していくために防災対策にも力を入れる考えを強調した。2013参院選投票結果ol.jpg