第23回参院選通常選挙は17日間にわたる戦いが終わり、21日、投開票が行われる。和歌山県選挙区(改選数1)には諸派で幸福実現党新人の久保美也子候補(52)=和歌山市大谷=、共産党新人の原矢寸久候補(61)=白浜町堅田=、自民党現職(公明党推薦)の世耕弘成候補(50)=新宮市新宮=の3人が立候補。いずれも県都和歌山市に事務所を構え、20日は久保候補と原候補が終日、同市内を駆け回り、世耕候補は田辺市(龍神村)から日高地方を回って和歌山市へ入り、最後のお願いに声をからした。
 県選管日高分局と御坊市明るい選挙友の会は19日、市内のオークワロマンシティ御坊店などで有権者に投票を呼びかける街頭啓発を行った。両会から27人が参加し、「あなたの一票 頼れる人へ」などと書かれたティッシュやチラシを買い物の主婦らに配布。選管日高分局長の谷本好久日高振興局地域振興部長は「今後の国政の行方を決める重要な選挙。国民が主権者としての意思を国政に反映させるため、必ず投票してください」と話している。
 投票は21日午前7時から午後8時(一部繰り上げ)まで県内845カ所で受け付け、開票は最も早い市町で8時から始まり、8時半ごろには大勢が判明するとみられている。今月3日現在の有権者数(国外含む)は84万784人。
 期日前投票10万人超える 県選管は19日、期日前2日現在(15日間)の投票者数をまとめた。県全体では10万805人で、3年前の前回通常選挙と比べると8万6410人から1万4395人の増。