梅雨が明けて真夏日が連日続く中、みなべ町では特産の梅の天日干しが始まった。
 西本庄の農業谷本隆夫さん(59)方でも10日から、1カ月近く塩漬けした梅をせいろに乗せてビニールハウスで干す作業を始めた。ハウスの中には240枚のせいろがぎっしり並べられ、甘酸っぱい香りが漂っている。暑い毎日だが、梅にとっては恵みの日差し。乾きが早く仕事がはかどるという。ことしは豊作で、天日干しは来年5月ごろまで続く。
 谷本さんは「ことしは品質もいい。梅干しは熱中症対策にも効果があるので、みんな梅を食べて夏を乗り切ってほしい」と話している。