第95回全国高校野球選手権記念和歌山大会が、12日から和歌山市の県営紀三井寺球場で開幕する。今大会は9連覇を狙う智弁和歌山の戦いぶりに注目が集まっているが、その他のチームも戦力が拮抗。優勝争いは大混戦と予想され、白熱の試合が繰り広げられそうだ。日高地方勢はシードの南部を筆頭に活躍が楽しみ。地元勢31年ぶりのV、夏の甲子園切符へ期待が膨らんでいる。
 地元勢は平成11年から16年までの6年連続準優勝(11~13年南部、14年日高中津、15年国際開洋第二、16年日高)をはじめ、平成になってからだけでも実に12回決勝へ進出しているが、昭和57年の南部以降、夢舞台の土を踏んでいない。
 今大会のシードは箕島、近大新宮、智弁和歌山、南部の4校。地元勢は春季県予選4強でシードの南部を筆頭に、強打の紀央館、攻守にまとまりがある日高中津、つながりのある打線が光る日高、強打者がそろうクリーンアップを持つ和高専が出場。先陣は紀央館で、大会初日の第2試合(午後3時50分~)で橋本と顔を合わせる。
 開会式は12日正午から。参加は昨年と同じ39チーム。順調に日程が消化されれば27日に決勝が行われる。優勝校は8月8日から阪神甲子園球場で開幕する第95回全国高校野球選手権記念大会に県代表として出場する。