県と西日本高速道路㈱(NEXCO)の高速有田-田辺間4車線化事業着手式が22日に御坊市野口の日高川ふれあい水辺公園で行われ、国、県、地元市町の関係者ら500人が出席した。来賓あいさつでは二階俊博代議士や国土交通省副大臣の鶴保庸介参議が「有田-御坊間は8年半後の完成と聞いたが、そこまで待てない。5年後の完成へ努力しよう」などと、遅れている高速整備の巻き返しへ決意をみなぎらせた。
主催者のあいさつではNEXCOの石塚由成代表取締役社長が「有田-御坊間についてはいまから8年後の平成33年度の完成を目指す」と初めて公の場で具体的な年度目標を明らかにした。しかし、続いて来賓であいさつした鶴保参議は「本県の高速整備はいま始まった話ではない。ともすれば20年、30年も前から取り組んでいる。民主党への政権交代など紆余曲折もあり、遅れている。8年半では長い。5年以内で完成させてほしい」と要望。二階代議士も「8年半はキリンのように首を長くしても待ちきれない。みんなで縮める方法を考えよう。そのためには用地買収をボヤボヤしていてはいけない。チームを作って用地買収が進むよう協力することが大切。高速は県の命の道だが、我々の地域は整備が遅れている。早く進めるのに何ら遠慮はいらない」と声を張り上げた。
仁坂吉伸知事も「全国で最も渋滞し、危険であり、災害時に必要となる高速道路。かくなる上は一日も早く4車線化を完成させよう」と意欲をみせた。このあと、仁坂知事、二階代議士、鶴保参議らがくい打ちと4車線化完成イメージ図の除幕式を行った。式典終了後にはもちまきもあり、地元の親子連れらが宙を舞うもちに歓声を上げていた。
有田-御坊間の延長は19・4㌔。今月11日に国から4車線化の事業認可が下りた。総事業費は710億円。この4車線化事業計画の中に川辺ICのフルインター化も盛り込まれている。一方、御坊-田辺間は延長26・9㌔。すでに用地取得が終了しており、4年前に4車線化予算がついたが、民主党政権で廃止された経緯がある。

