県内でも真夏日(気温30度以上)となる日が増え、熱中症に注意が必要な時期となったことを受け、市内の薬店などでは熱中症対策コーナーが登場。体を冷やすさまざまなグッズが並んでおり、水分補給とともに利用を呼びかけている。
 市内の「そのてつロマンシティ店」では、店の一角に専用コーナーを設けている。シャツにスプレーを吹きかけるだけでひんやり気持ちがよく、サラリーマンにぴったりの「シャツクール」、主婦が料理しながらでも使える「首もと用ベルト」、水に浸すだけで冷たくなる「ひやっとタオル」など室内やスポーツでも使える関連グッズがいっぱい。同店では「熱中症予防のリーフレットもありますので、気軽に声をかけてください」と呼びかけている。
 市、日高広域消防によると、管内の今シーズンの熱中症患者は17日現在で3人。気温や湿度の上昇とともに患者は増える傾向にあり、これからが本当に注意が必要になってくる。両消防では「とくに高齢者は重症化しやすい傾向にあるので、室内にいてもこまめな水分補給を心がけてほしい」と自分にできる対策を取るよう求めている。