国土交通省が11日、西日本高速道路㈱(NEXCO)に対して正式に高速有田-御坊IC間の事業許可を出した。
 同区間の延長は19.4㌔。総事業費は710億円。今後、用地交渉、着工、完成まで8年から10年間かかるとみられる。また、NEXCOはこの4車線化事業計画の中で川辺ICのフルインター化も盛り込んだ。現在は上り方面の乗降口しかなく、かねて地元関係団体から下り方面の整備を要望する声が出ていた。事業推進に向けて県は、7月から有田振興局内に職員8人体制の湯浅御坊高速事務所も開設する。
 県とNEXCOは22日午前10時半から野口の日高川ふれあい水辺公園で有田-御坊、御坊-田辺間の4車線化事業着手式も予定。杭打ちやもちまきが行われる。本県の高速4車線化については民主党政権時代に着工寸前の予算が廃止されるなどでストップしていたが、自民、公明への政権交代で再び動き出した。