育児支援や相談、 保育所未就園児を持つ母親らの交流の場など子育て支援の地域拠点となる 「子育て支援センター」 が、 日高町にも設置されることが決まった。 すでに日高地方7市町のうち6市町で設置済みで、 地元自治体では最後の整備。 小中地内の保健福祉総合センター (ふれあいセンター) が設置場所となり、 7月からの試験を経て9月に正式運営をスタートさせる。
 日高町の設置場所は、 保健福祉総合センター1階南の保健指導室。 常時十数人以上の親子が交流できるスペースがあり、 子どもたちがけがをしないようにマットを敷いたり備品を買いそろえ、 活用することになった。 運営は民間に委託し、 委託先は日高川町高津尾の㈱共立メンテナンス日高川営業所 (西和洋所長)。 1年間の委託費は約740万円 (年度途中設置の場合は月割り・日割り)。
 開設は月曜日から金曜日まで (祝日除く) の午前9時から午後4時の時間帯。 対象はおおむね3歳未満の乳幼児とその保護者。 利用料金は無料。 保育士、 幼稚園教諭または保健師免許を持つスタッフが常時2人以上配置され、 交流の場の提供、 相談や援助、 月1回程度の情報紙発行、 月1回以上のスタッフ講習や講座、 交流イベントなどを行っていく。 子育て中の親と子どもが気軽に集い、 子どもの健やかな成長を促進するための親しまれる施設を目指す。 今後のスケジュールは、 7月から試験的に運営をスタート。 9月1日から正式設置となる見通し。
 子育て支援センターは、 地域全体で子育てを支援する基盤作りを図っていこうと各自治体で設置が進められている。 すでに設置済みの自治体では農作物収穫体験など各種イベントも実施されており、 好評を得ている。 設置場所は保育所内が多い。 日高町の場合は、 保育所に活用できそうな空き部屋がなく、 保健福祉総合センター内へ設置。 設置場所の調整がネックとなり、 運営スタートが本年度になったという。