県柔道連盟主催の県ジュニア体重別選手権大会は3日に和歌山ビッグウェーブで開かれ、 7階級で熱戦が展開された女子の部で紀央館勢が大活躍を見せた。 紀央館勢は谷葉月 (2年)、 吉田瑠奈 (3年)、 戸村紀子 (同)、 松田なみき (1年)、 宮﨑さくら (2年) の5選手が見事優勝を飾り、 出場13選手中10選手が入賞。 入賞者のうち9人は3位以内に入り、 近畿大会 (7月7日、 兵庫県立武道館) の出場権を獲得した。
 男子8階級、 女子7階級。 いずれも15歳以上、 21歳未満の中学生から社会人までを対象とし、 上位3選手の近畿出場権を争った。
 紀央館勢は、 谷選手が48㌔級、 吉田選手が52㌔級、 戸村選手が63㌔級、 松田選手が78㌔級、 宮﨑選手が78㌔超級でそれぞれ優勝した。 谷選手は 「決勝でこれまで勝てなかった相手に勝てたのがよかった。 次も一つでも多く勝って上を目指したい」 と笑顔。 吉田選手は 「緊張せずに試合に臨めたのがよかった。 次はしっかりと試合内容を組み立て、 考えながら試合をしたい」 と一層の飛躍を誓い、 戸村選手は 「試合でやろうと思っていたことがうまくいかなかった。 近畿ではうまく組み立てて試合をして3位以上に入りたい」 と力強く話した。 松田選手は 「決勝で去年負けた選手に勝てたので自信になった。 どの大会に出ても上位を狙えるように頑張っていきたい」 と決意を新たにし、 宮﨑選手は 「納得のいく試合ができた。 近畿ではまず1勝を目指したい」 と意欲を見せた。
 優勝5選手以外では48㌔級で宮村愛佳選手 (3年) が3位、 小杉唯菜選手 (2年) が4位に入り、 57㌔級で松下沙都選手 (同) が3位、 63㌔級で山本七海選手 (1年) が2位、 70㌔級で岡本希望選手 (2年) が2位と健闘。 松村遥香監督は 「まずまずの結果だが、 もっと力を出せると思う選手もいる」 と振り返った上で、 「本番は6月のインターハイ予選なので、 その時は団体戦優勝、 個人戦全階級制覇ができるように練習をしていきたい」 と期待を込めて話した。
 その他の地元勢では男子60㌔級で籔田大晴選手 (和高専3年)、 同90㌔級で西山将矢選手 (箕島3年、 御坊市) がそろって2位入賞を果たした。
 近畿大会は上位3選手に全日本ジュニアの出場権が与えられ、 地元勢の活躍が期待される。