中国で人や鳥への感染・発症、 台湾では中国からの帰国者の感染が確認された鳥インフルエンザA (H7N9) に関し、 県は県内の1000羽以上の養鶏農場61カ所に対する飼養衛生管理緊急指導など、 防疫対策の強化に乗り出した。
 県では普段から衛生管理基準の遵守指導や感染症の発生状況確認等を実施しており、 今回はウイルスが検出されたわけではないが、 中国などの状況から念のために防疫対策を強化。 紀北と紀南の家畜保健衛生所が手分けして、 県内にある1000羽以上の養鶏農場61カ所 (うち日高地方は採卵3カ所、 ブロイラー6カ所) に対し、 ▽野鳥侵入防止対策▽衛生管理区域への部外者の立ち入り制限▽農場進入車両の消毒▽施設と器具の定期清掃などを指導する。 また、 養鶏農家ら家きん飼養者には中国、 台湾の鳥インフルエンザA発生地域への渡航自粛などを求めている。