みなべ町ではシラス漁が最盛期を迎え、 埴田漁港では連日水揚げされている。
 2隻の船で広げた網を引き揚げる船曳漁法で行われ、 同漁港からは3船団が出漁している。 3~5月は最も水揚げが多く、 年間漁獲量の7割程度を占める。 多い日では一日10㌧の水揚げがあるという。 漁獲されたシラスは鮮度を保つためすぐに漁港に持ち帰り、 一日に4~5回、 加工業者による入札にかけられる。 宮崎盛児さん (45) =埴田=は 「ことしは平年に比べて量が少なく、 半分程度。 潮の加減で水揚げが増えることもあるので、 今後に期待したい」 と話している。 シラスは加工業者が釜ゆでにして販売する。