タバスコの1000倍、 その辛さまさに魔界級  。 市内湯川町小松原、 チャイナビストロ 「笑笑」 が主催する第1回激辛ラーメン王決定戦が15日夜に同店で行われ、 4分04秒で完食した湯川町財部、 林勝也さん (44) =薗・串もん屋魂店長=が見事初代チャンピオンに輝いた。 同店では地域の元気を発信して活性化を目指すイベントとして次回の開催も企画していく。
 激辛ラーメンは世界一の辛さでギネス認定されたこともあるジョロキアとハバネロを使った笑笑のオリジナルスープが特徴。 真っ赤に煮え立つ様子はまさに魔界を連想させるような一品。 イベントには市内外から激辛好きの男女22人が参加して、 スープを含めて完食するまでのタイムで上位を競った。
 参加者たちは激辛の上に、 片栗粉でとろみがついた熱々のスープに悪戦苦闘しながらも、 「辛いけど味が最高においしい」 と、 強者ならではの発言が飛び出したり、 他の参加者の食べるスピードを見ながら自分のペースを上げたりで熱気ムンムン。 中にはまたたく間に額に汗が噴き出す人もいた。 見物人も店内が満員になるほど集まり、 大きな声援を送っていた。 表彰式では初代チャンピオンの林さんにチャンピオンベルトと笑笑食事券、 上位入賞と完食者に賞状などがそれぞれ贈られた。 林さんは 「確かに辛いけど、 全然食べられない辛さではない」 と余裕のコメントで、 「次回も出場してチャンピオンを防衛したい」 と意気込んでいる。 2位は谷口佳隆さん (御坊市)。 3位には笹絵理佳さん (日高町) が男性陣を押し分けて入賞しており、 「次回はチャンピンを目指す」 と目を輝かせている。
 笑笑の今井文夫店長 (42) は、 「参加者や見物人も大いに盛り上がってくれました。 定期的にイベントを開催していきたいと思います」 と話している。