地域振興につなげるイベント 「あきんどカーニバル」 (みなべ町、 町商工会主催) が13日、 南部小学校周辺で13年ぶりに開幕。 初日はみなべ町の食材を使った 「みなべん (弁当)」 コンテストが催され、 田辺市のチーム 「一年生」 (山根三明代表) が優勝した。 梅干しやシラスなどの食材を使用。 審査員からは 「地元の食材を生かし、 バリエーション豊富な品数」 と高い評価を受けた。
 あきんどカーニバルは以前は5年に1度開催していたが、平成12年を最後に途絶えていた。商工会の関係者から「復活させて地域を盛り上げ、みなべの魅力を発信しよう」という声が高まり、今回の開催に至った。
 みなべんコンテストには7組が応募。書類選考の1次審査で3組に絞られていた。この日は最終審査で、小谷芳正町長、植田英明商工会長、高本健司紀州南部ロイヤルホテル総括料理長、佐本彰国民宿舎紀州路みなべ料理長、中松紀雄商工会青年クラブ事務局長の5人が試食。1人50点の計250点満点で、オリジナリティー、彩り、容易につくれるなどを基準に審査された。優勝した「一年生」は山根さん、山根玲穂奈さん、堀本明子さんの3人チーム。弁当はシラス入りの団子、カリカリ梅をご飯に使用しためはり寿司、ヒジキのいなり寿司、ミニトマト入りのコロッケなど12品入り。試食した小谷町長は「地元の食材がふんだんに使われている。非常においしい」、高本総括料理長は「梅干し入りの豚まんがとてもいい味」と評価した。審査の結果、250点満点中207点を獲得して優勝した。優秀賞はみなべおかみ元気会(岩本恵子、室井貴子、南部紀子、田中幸子、輪玉真知子、瀧谷明子)、UMEムスメ(生田裕美、田端由美、竹本かすみ)の2チームだった。
 あきんどカーニバルは14日まで。13日はみなべ市場、種飛ばし大会、みなべ町内園児のお遊戯発表会、事業所対抗仮装カラオケ大会などが多彩に催され、大勢の人出でにぎわった。14日も梅トラクイズ、あきんどエキスプレス、獣電戦隊キョウリュウジャーショーなど盛りだくさんの催しがある。