平和と民主主義、 いのちとくらしを守る日高連絡会 (中本徹議長) は26日、 県が市内塩屋町森岡地区の産廃処分場建設に許可を出したことに対する抗議声明を発表するとともに、 仁坂吉伸知事あてに発送した。 今後、 建設反対に向けて全力で運動を推進していく意思表示。 同連絡会は「関係団体と相談しながら具体的に何ができるか考えていきたい」 と話している。 抗議声明の要旨は次の通り。
 産廃処分場は県内初の管理型処分場であり、 規模も6万6000平方㍍という非常に大規模な施設である。 底に敷くビニールシートが破損すれば王子川に有害物質を含んだ水が流れ込む危険があり、 また、 市の給食センターから200㍍しか離れていないことなど様々な問題がある。 近隣住民だけでなく広く市民から安全性や風評被害に対する心配、 建設反対の声が上がっている。 ことし1月の大栄環境の説明会でも、 これまで 「アスベストは持ち込まない」 と言ってきたものが、 「非飛散性のアスベストは持ち込む」 という説明に変わるなど、 住民への理解を得たとは到底言えない状況である。 私たちはこのように処分場の危険性がぬぐえていない状況、 住民の合意が得られていない状況下で、 県が設置を許可したことに強く抗議する。 また、 県の県民の安全を守る責任の放棄、 住民合意を基本にした民主的手続きの放棄という重大な過ちを強く非難するものである。