市内塩屋町森岡地区の最終処分場建設に県が許可を出したことを受け、市は建設業者の大栄環境㈱と環境保全協定を締結する。
 公害防止など環境保全を図るのが目的で、市は県が建設計画を審査している段階ですでに環境保全などに関する意見具申を行っているが、業者と協定を締結することで一層の重しをかける。協定内容は県の環境基準を参考に今後検討していくが、いまのところ水質保全、交通安全、災害対応、情報公開などを盛り込む方針。また、住民の不安払しょくへ最大限の努力をすることも求めていく。柏木征夫市長は「市としての役割を果たすべく、事業者と協定を締結し、着実に履行、遵守させるよう指導していきたい」と話している。
 環境保全協定は法律で締結が義務付けられているわけではなく、あくまで任意。すでに市が業者に締結を打診しており、業者も受ける方向。締結時期は未定だが、担当課は「着工までに済ませたい」としている。