野生獣の肉を味わうグルメイベント 「第1回日高川ジビエ猪・鹿・鳥料理まつり」が23日、日高川町の日高川ふれあいドームで開かれ、 多くの家族連れや行楽客でにぎわった。 会場では町内でとれたイノシシやシカの肉などを材料としたさまざまな料理が激安価格で振る舞われ、 各店舗には長蛇の列ができるなど大盛況。 来場者らはジビエの味を心ゆくまで堪能していた。
 町では、3年前に船津地内に有害鳥獣食肉処理加工施設「ジビエ工房紀州」 を開設し、ジビエの町づくりを進めている。今回のグルメイベントはジビエ肉の普及が目的で、 町内を中心に13店舗が出店した。
 会場では大人気で販売期間を延長したCoCo壱番屋の「鹿カレー」や紀州中央農協のおなじみの「紀州カレー (シシ肉入り)」をはじめ、ホットドッグにサンドイッチ、どんぶり、ラーメン、シチュー、鉄板焼き、空揚げ、シューマイ、汁物など約30種類のジビエ料理を販売。 各種料理を上品に盛り付けたレディースプレートやポトフなどおしゃれな女性限定料理も登場した。
 来場者は店を巡って次から次へ商品を購入し、料理を堪能。いずれの料理も大好評で「めっちゃうまい」と舌鼓を打ち、「まったく臭みがない」「思ったより軟らかい」「さまざまな調理法があるのに驚いた」などの声も聞かれた。このほか、焼き鳥対決で有名なホロホロ鳥のプリンや焼き鳥などの販売も行われた。