印南町印南原の大歳神社(平野聖翔宮司)は敷地内に案内板を設置し、10日に除幕式を行った。
 案内板は40、50年前には鳥居の左側にあったが、朽ち果ててコンクリートの基礎のみになっていた。 一般の人から 「神社のことを知りたい」 という問い合わせがあるほか、 氏子からも設置を望む声が多かったため、 御本殿創建450年となることし、 復元することになった。
 案内板は高さ2メートル、幅1.6メートルのヒノキ製。神社の由緒、沿革などが記されている。 除幕式では野村正明区長や廣野英幸総代長ら役員13人が参列。神事のあと案内板の前に整列し、合図とともに紅白のロープを引っ張り、除幕した。近くのお旅所でキンモクセイの記念植樹も行った。
 平野宮司は「長い間神社にとってあるべきものがなく、どんな歴史やいわれがある神社か知らずにいる区民も多いと思うので、ぜひ一度足を運んでもらいたい」と話している。