6年生最後の公式戦となる県サッカー協会主催の第36回県リーグ少年サッカー県大会が23・24の2日間、新宮市やたがらすサッカー場で開催され、日高地方の御坊キックマンが優勝を飾った。持ち味である細かくつなぐ「パスサ
ッカー」が冴えてゴールをこじ開け、4試合で失点1の堅守も光った。梅本昌照監督は「有終の美を飾れてよかった」と選手をたたえている。
 県内のブロック予選を勝ち抜いた16チームが参加し、 トーナメントで争った。 日高・海南ブロック予選を1位突破していたキックマンは初戦、 四箇郷 (和歌山市4位) と対戦。 4年生ストライカーの佐藤が4ゴールを決め
る活躍をみせ、 5―0で破って勢いに乗ると、 準々決勝では強豪のデポルターレ和歌山 (伊都・那賀2位) と激突。 1―1で迎えた終了間際に1点を奪い、 2―1で接戦をものにした。 2日目の準決勝は紀伊 (和歌山市1
位) を2―0で下し、 決勝の相手は貴志 (和歌山市2位)。 右からのクロスのこぼれ球を久堀紘が押し込み、 1―0で栄冠を手にした。
 梅本昌照監督は 「攻守のバランスがよく、 一人一人がよく動いていた。 キックマンらしいパスをつなぐサッカーができた。 初戦をいい形で勝って、 波に乗れたことも大きかった」 と話した。
 日高地方からはサザンクロス、 美浜も出場したが、 上位入賞はならなかった。 御坊キックマンのメンバーは次の皆さん。
 梅本昌照 (監督)、 久堀裕也 (コーチ)、 山本敬悟、 久堀紘暉、 笠松和真、 松本修造、 山本章悟、 岡本勇真、 中本凜、 東賢伸、 西本伊吹、 保田智也、 佐藤瑠威、 久堀聡之、 山口瑛己、 川合七星、 橋本次玄