県は13日、 20日開会の2月議会に提出する新年度当初予算案を発表した。 一般会計は約5672億円で、 前年度比は1・3% (約75億円) の減となるが、 過去最大規模の2月補正予算 (約385億円) と合わせ、 実質的には13カ月予算として6057億円。 13カ月予算は平成11年度以来14年ぶり、 6000億円の大台も11年度の6138億円以来となり、 投資的経費には219億円増の1488億円を計上している。 
 25年度の一般会計当初予算は5672億2788万円で、 前年度比は1・3%、 75億2757万円の減。 全体の規模が縮小したのは、 紀三井寺公園と秋葉山プールの国体関連施設整備が終了したことが大きな要因。 歳入は県税収入が13億円減、 地方交付税が41億円減となるなど、 自主財源、 依存財源ともに落ち込み、 歳出から歳入を差し引いた9億円の収支不足額 (前年度17億円) は、 県債管理基金を取り崩して補てんする。 これにより、 25年度末の県債管理基金残高は167億円、 財政調整基金の残高は41億円、 両基金を合わせた残高は新行財政改革推進プランの想定 (191億円) より17億円多い208億円となる。
 25年度はこのうえに、 安倍政権の緊急経済対策を含む24年度の大型補正を受け、 過去最大の2月補正 (385億円) と合わせ、 実質的には13カ月予算として約6057億円を計上。 歳出をみると、 25年度当初の政策的経費は3375億円 (前年度比1・5%減) だが、 13カ月予算では3760億円、 前年度比332億円 (9・7%) の増。 うち投資的経費も25年度当初は9・9%減の1144億円だが、 13カ月予算では2月補正分の345億円と合わせ、 前年度比17・3%増の1488億円となる。
 13カ月予算の投資的経費1488億円の内訳は、 道路改良や河川整備の普通建設補助が894億円、 田辺市の三四六総合運動公園整備促進や和歌山市のセーリング関連施設整備の普通建設単独が243億円、 災害復旧に134億円、 災害を除く道路事業などの直轄負担金が217億円。
 仁坂吉伸知事は 「国の経済対策を効果的に活用することにより、 県の負担も大きく増えるが、 元々やらなければならないと思っている事業について、 その進捗を早めるということが、 この13カ月予算でかなりできるようになった。 歳出規模が拡大、 公共投資も積極型となったが、 県の財政はパンクしない。 人件費の削減、 事務事業の見直し、 さらに国の補正予算を活用することで交付される地域の元気臨時交付金を活用するなどして、 財調基金残高などの新行革プランの数値目標は今回もすべてクリアした」 と話している。