県が印南町高串地内で進めている切目川ダム本体工事で5日、コンクリートの初打設が行われた。今後、 約1年かけて6万7000立方㍍のコンクリートを打設していく。
 打設は、 まず建設現場の周辺に建設されたセメントサイロからコンクリートをダンプで運搬。 バケットと呼ばれる大型の容器に入れたあと、 アームの長さが64㍍ある200㌧クレーンを使って打設場所まで移動させ、 流し込んだ。 この日は右岸、 左岸、 中央の順番に打設していき、 合計約220立方㍍のコンクリートを打設した。
 1回目の打設ではバケットに「祝初打設」と書いた看板を取り付け、作業員らが万歳三唱で工事の無事を祈った。